毛玉ができる原因は、いろいろありますが・・
今日の事例のコートは前身頃と後ろ身頃でかなりの差があります。
毛玉は前身頃にばかりあるんです。
って事は・・
このコートにこれだけ毛玉が出来た主な原因は摩擦によるものだと思うんです。
とは言え・・
服を着てじっとしてる訳じゃないから、なにか他のものと擦れることは避ける事が出来ないですよ。
これだけ毛玉があるとね・・・
もう使用感たっぷりで何年も着てる古いコートに見えちゃうんだけど・・
実はこれ
まだ1シーズンしか着ていないんですよ。
とは言え
シーズン中
どのくらいの頻度で
どんな環境でどのくらいの時間着てたか
って事なんです。
全く同じコートを2枚買って、内タグに番号でも付けて交互に着る。
なんて事をすれば1シーズンではこの状態にならないはずですよ。
そんな事をする人はいないけど・・
どの程度着たか
どんな着方をしたか
で洋服のコンディションは違ってきます。
摩擦によって繊維の先端がほつれて毛羽立ち、それが絡み合って玉になってるのが毛玉です。
気に入ったコートは沢山着たい。
でも毛玉が・・
ってのは本当に悩ましいですよね。
シミや汚れなんか見えなくても・・
比較的新しい服でも・・
今日の事例の様に全体に毛玉ができると見た目が損なわれてしまい使用感たっぷりに見えてしまいます。
出来れば・・
毛玉ができにくいコートが良いんですが買う時はそれがわかりません。
毛玉ができにくい素材を調べれば瞬時にわかりますが・・
そんなの無意味です。
服を買う時に意識する優先順位では最下位だと思います。
気に入った服を買うんです。
たまたま
それがめちゃくちゃ毛玉が出来るやつだった。
あ～あ～～
って感じなんです。
仮に毛玉が出来にくいとされている
圧縮ウールとかフェルト仕上げのウールとか度の詰まったウールであっても・・
他にどんな加工をして製品を製造してるかなんて知る由もありません。
なので今日の事例の様なメルトンウールでも毛玉がこれだけ出来るんですよ。
メルトンウールは、ウールを圧縮してフェルト状にしたものですからね。
繊維が密になり、厚手で丈夫な生地ですけど毛玉に悩んでる人大勢いますよ。
なので・・
出来てしまうのは仕方ないんです。
出来たものを除去する事を考えるしかないんです。
調べれば具体的な方法はいくらでもあって、簡単に出来そうに思うんですよ。
ブラシとか剃刀とかスポンジとかシェーバーみたいな毛玉取り機とか・・・
何かをやれば・・
マシにはなる
とは言え
もう面倒で仕方ない。
確かに
面倒なんですよ。
これね
Cleaningに出しても毛玉は変化なしですよ。
シミや汚れによって出来た色の段差なら洗浄で変化するけど
摩擦によって出来た毛羽立ちや毛玉は生地の風合いの段差です。
毛玉なんか一個も取れません。
でも
つまんで引っこ抜けば誰でも簡単に取れるんです。
しかし
問題はその数
その範囲。
って事で
面倒な事はやりたくない。
だから
自分の代わりにやってくれ。
って事でご依頼頂きました。
Before＆afterの差は歴然ですね。
今日の事例と同じくらい綺麗にしてほしいって方は是非ご相談ください。
ความคิดเห็น