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40年代のVintageの白シャツの着る前洗い 黄ばみは取れるけど蛍光剤が付いてるのがとても残念




お客様情報によれば・・


40年代のVintageの白シャツだそうです。


全体的な黄ばみと言うかくすみと言うか・・


白い服特有の発色性の悪さって言えばいいですかね。


シンプルな白シャツなんて・・


いくらでもそれに近しいものが買えるでしょ?


どうしてそんな古く汚いものを買うの?


それに染み抜き代もかかるだなんて理解出来ない。


って人も居ますでしょ。


白無地の綿素材でダブルカフスのピンホールラウンドカラーシャツです。


って聞いて伝わる人と伝わらない人がいるはずです。


ピンホールってのは襟先にアイレットもしくはハトメ、もっとわかりやすく言えば「小さい穴」が空いています。


この穴に専用のピンを通して、その上からネクタイをするとネクタイのノット、わかりやすく言えば「結び目」が持ち上がって立体的になります。


エリ先が丸いのがラウンドカラーです。


このカタチだとクレリック、わかりやすく言うと襟と身頃が色違いのシャツが多いですが依頼品は白一色です。


確かに・・近しいシャツを買うことは容易ですね。


しかし、お客様が選んだのは古着です。


買った状態では染みや黄ばみがあって着たくない。


そこで選んでくださった染み抜きのお店が当店です。


めちゃくちゃうれしいです。


オシャレな人の定義


なんてのはよくわかりませんし、私なんかが語るような事じゃないですが・・


依頼して頂いた新規のお客様は間違いなく服好きでオシャレだと思いました。


鏡を見てる時以外は自分が着てる服ってのは他人が見る訳です。


オシャレだね


って言われた事ございますか?


オシャレに思われる人に共通して言える事だと思うのですが・・


服を着る苦労を知っていますよね。


服を着こなす努力をしていますよね。


誰もが服を買うんです。


ただオシャレには見えない、わかりやすく言えばダサい。


そんな人いますよね。


ぶっちゃけ、オシャレな人の方が少ないと思うのです。


だから、ゲンジさん、NBさん、大山旬さんなんかの動画の再生回数が伸びるんだと思うんです。


めちゃくちゃ当たり前の普通の事を言っているんですが。それを知らないと言うか・・


製品面で服を選らんでしまう。


自分がどう着こなすか意識しないで適当に服を買ってしまう。


だから、好きなファッション系ユーチューバーのお勧めするものを買ってしまう。


どう?


似合ってる?


鏡見てニヤってなる?


ならないよ


って人もいるでしょ。


オシャレに見える人は着こなす努力をしてますよね。


きっと努力だなんて思わずに無意識で習慣でやっています。


この差はめつあくちゃ大きいです。


どんなブランドや良い素材であっても、着こなせないならオシャレには見えません。


この着こなしの事をわかりやすく言い換えると「センス」です。


センスを磨くには・・


岡田斗司夫さんも言ってました。


色んな服を組み合わせてトライ&エラーを繰り返すしかないんです。


服を無意識に着るんではなく、オシャレを意識して努力して着るんです。


服も沢山買うし、失敗も沢山するでしょうね。


このトライ&エラーの繰り返しをずっとやってきた人のみがオシャレに見えるんです。


ブランドものや高級素材に限らず、安価な服や古着も含めて、何を着ても似合うと言うか身に付いててなんだかオシャレ。


これはね・・


きっとファッションだけじゃないですよね。


染み抜きだってまさにそうだと思うんです。


同じ薬剤を使って同じ服の同じシミを抜くにしても・・


人によって差が出ますよ。


染み抜きが上手くなる努力をするだけでなく・・


洋服のメンテナンスの事や依頼品の状態をお客様に伝える努力をするかどうかも凄く大事です。


今日の事例でお客様にお伝えしたい事は黄ばみのBefore&afterよりも蛍光増白剤による色むらです。


僕はお預かりの際に気が付くことが出来ませんでした。


検品を兼ねたBeforeの撮影の際に気がついて。。


お客様に電話しました。


古着を買ってから、当店に持ち込む前に。自分で何かしましたか?


何もしていないとの事。


蛍光剤の色ムラにも気づいてないとの事。


この色ムラは修正出来ないことをお伝えし。納品時にブラックライトを当てた状態で観て頂きました。


こんな説明が出来るのもクリーニング屋の技術だし、こんな動画を投稿出来るのはセンスだと思うのです。


なんか良いなって思ってくださるお客様は是非ご利用してみてください。

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