カシミア混紡ウールのコート 雨に濡れて出来た違和感 雨染み クリーニングに出しても変化なし 修正成功事例Before&after
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん
- 2月19日
- 読了時間: 4分
耐水性の高い服じゃありませんからねぇ
今日は雨が降ってる
とか
今は降ってないけど、予報は雨とか
そんな日には着たくないですよね。
着ないでしょ。
でも
どうしても着たいって時なら傘を使います。
傘を使っても多少は濡れてしまうかもしれませんが・・
今日の事例のコートみたいにはならなかったと思います。
傘なしで出先で急な雨。
たまたまこのコートを着ていただけ。
なす術なく雨に濡れてしまったんだと思います。
不運としか言いようがありません。
明日は我が身だったりします。
肩から袖にかけては特に色の段差が目立ちます。
服は濡れてしまうと一時的に濃い色になります。
全部均一に濡らしたら、全部均一に濃い色になりますが・・
雨の場合。
少しだけ濡れる事が殆どです。
急いで室内に入るとか・・
出来るだけ濡れない様に行動をするからです。
ちょっと濡れてしまった
その部分が濃い色になった
色ムラですよね。
でもそれって濡れてる間の一時的なもので、乾けば元通りになると思いますよね。
実際、そうなる服だってありますよ。
しかし・・
たまたまこのコートはそうじゃなかった。
よりによって、このウールのコートを着てる時に雨だなんて!
まさに不運です。
ガッカリですよ。
とは言え
クリーニングに出せばね。
消えると思いますよね。
だって雨ですもの。
ただの水ですよ。
しかし・・・
消えないんですよ。
そもそも、水でシミが出来る
そんな風に思ってませんよね?
本来、水はシミを取るために使うものですからね。
あ!
想い出した。
雨で出来たシミよりはご依頼は少ないけど・・
除菌消臭スプレーで同様の染み抜きのご相談だってあります。
除菌消臭スプレーは水っぽいけど何かが入ってるから、雨と同じじゃないですよね。
ただ、それもシミになるだなんて思ってませんよね。
実際、シミになんかならないし・・
だってシミになるなら、そんなスプレー使えないでしょ。
霧状の水分を少量であれば・・
除菌消臭スプレーで問題ないなら水だってきっと大丈夫なんですよ。
除菌消臭スプレーだってびしょ濡れになるぐらい使えば・・
しかも、均一に濡れてなくて、びしょ濡れ部分と少し濡れてる部分とほとんど濡れてない部分なんて感じで差があれば・・
今日の事例と同じようになるので覚えておいてくださいね。
そもそも水洗い出来ない
そんな素材で出来た服に水分をスプレーするってことなんですよ。
雨の日は着ないけど、除菌消臭スプレーはたっぷりと!
なんて使い方はよくないと思うのでご注意下さい。
話を雨染みに戻します。
どんなコートも同じように雨染みが出来る訳ではないと思いますが・・
雨染みになってしまったら・・
通常のウールのメンテナンス方法で処理されるであろうドライクリーニングで改善しない可能性が高いです。
事実、今日の事例もクリーニング済みなのです。
他店さんの作業内容は知る由もないですが・・
このコートを丸洗いするのであれば、間違いなくドライクリーニングだと思います。
お預かりの状態で裏地のシワとだぶつきが気になったので、もしかして水洗いしたのかな?って思ったんだけど・・
しっかり検品した結果、水洗いはされていないと判断しました。
センターベントの仕付け糸はクリーニング店で付けたのではなく、購入時から付いてたもので、お客様は切らずに着ていただけだと思います。
水で出来たシミは色の段差ではなくグロスの段差。
毛足の変化です。
触った感じは同じでも、毛足や加工による「風合い」が一度でも濡れたところと全く濡れてないところでは違うんですね。
それを元に戻すためには・・
本来このコートに相応しくない洗浄をしなければなりません。
つまりリスクを伴う作業です。
慎重に丁寧に作業をさせて頂いた結果。
雨による違和感は全くなくなりました。
これでまた快適に着て頂けると思います。
不運ばかり続くはずありませんから。
きっと凄くラッキーなことだってあるはずです。
ご利用ありがとうございました。
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