僕が小学生の頃(今から40年以上前)
山形の田舎の百貨店で買える洋服でブランド品に位置づけられるのは、何らかの刺繍がある服でした。
ブランドに関する知識も少ない中。
デパ―トで取り扱いのある服でとても高いと感じた服には必ず刺繍がありました。
当時はブランド品って言い方ではなく、メーカー品って言ってたような気がします。
私の両親はファッションには一切興味がない人です。
ひとクラス30人ぐらいで全校生で120人程度の田舎の小学生でしたが、なぜか僕は小学生の頃から服に興味がありました。
同性の従兄弟や同世代の友達から影響を受けたわけでもないし、雑誌を読んでた訳でもなく・・
ただ時々連れてってもらう百貨店から得る情報だけだったと思います。
どう考えても・・
今も昔も小学生に相応しいのは、Nikeやadidas等のスポーツ系のブランドだと思うのですが・・・
僕はそっち系ではなく、ペンギン(マンシングウェア)やワニ(ラコステやクロコダイル)やパイプ(トロイブロス)や傘(アーノルドパーマー)や熊(ゴールデンベア)に惹かれた記憶があります。
スポーツ系でも年齢層がグンと高い大人のゴルフウェアブランドが多いですね。
実際に着たかと言えば・・着てません。
ソックスやハンカチですら買ってもらえなかったです。
自分が親になって、小学生の子供に欲しいと言われたら同じ様に買ってあげないと思います。
それからどんどん服には興味を持つようになりました。
あんなに欲しかった刺繍のある服。
自分で買える様になってからも結局着ていないですし、多分これからも着ないと思います。
でも・・
今もあるのが凄いですよ。
今日の事例のチノパンは、そんな懐かしさがあふれ出すゴールデンベアです。
ゴールデンベアは、一時、袖がレザーでレターが沢山付いたスタジャンが欲しいと思った時期があったなぁ。
今も服は好きである程度好きなものを買って着る事が出来ますが・・・
買った時の高揚感はどんどん薄れてしまっています。
僕の小学生の時の宝物はウエストがぶかぶかのビッグジョンのジーンズでした。
ベルトをぎゅーーーっとしてロールアップして履いていました。
かなりおねだりして、コンバースの白のハイカットを買ってもらった時はめちゃくちゃうれしかったのを今だに覚えていたりしますもの。
そんな感情って忘れたくないですね。
音楽でも昔を思い出す事が出来ますが・・・
洋服でも昔を思い出す事が出来ますね。
最近は古着のお問い合わせが凄く多いので、古い服や古いブランドを見ては
おおぉ!って思う時があるかもしれません。
どんどん新しいブランドも出来てはいますが・・・
長く売れ続けるブランドってのはやっぱすごいですよね。
お尻に原因不明の黒いシミ。
これじゃ履けないからとクリーニングに出すも
シミは変化せず。
結局、着られないけど捨てられない。
そして3年が経過。
そんな染み抜きの事例です。
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