ダウンウェアのクリーニング ドライクリーニングよりウェットクリーニングがいい理由 当店成功事例Before&after
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん
- 1 日前
- 読了時間: 4分
全く同じダウンジャケットを2着。
同じ頻度で同じ時間着て同じような汚れ具合。
ひとつはドライクリーニング
もうひとつはウェットクリーニング
どちらのダウンが綺麗で清潔な状態になって、長く良い状態で着る事が出来るでしょう?
僕の答えは
ウェットクリーニングです。
事実、当店のダウンウェアのメンテナンスは一部の特殊なものを除いてほぼウェットクリーニングです。
それは洗濯絵表示を無視してる場合もあるんですよ。
お手持ちのダウンの洗濯絵表示を見てください。
ドライクリーニングになってるのが結構多いですよ。
実はダウンウェアの洗濯ってドライクリーニングよりもウェットクリーニングが良いって聞いた事ありませんか?
汚れの種類で言えば・・
ドライクリーニングは油性の汚れを落とすのが得意で
ウェットクリーニングは水溶性の汚れを落とすのが得意なんです。
例えば
汗は水溶性
皮脂は油性
襟なんかは両方付いてますよ。
家庭で洗うってのは水洗いの一択です。
水洗いで取れない染みの代表が油性のシミなんですよ。
とは言え
水洗いで油性のシミや汚れが取れない訳じゃないですよ。
そんな汚れやシミの種類の事を言いたいのではなくて・・
ダウンウェアにウェットクリーニングが奨励される理由は
ダウンの油分だと言われています。
ダウン(羽毛)には適度な油分が含まれており、これが保温性やボリュームを保つ役割を果たしています。
ドライクリーニングに使用される溶剤は、この油分を過剰に落としてしまう可能性があり、ダウンの保温性やボリュームを低下させる原因となってしまうんです。
ウェットクリーニングであれば、油分を落としすぎることなく、汚れを洗い流すことができるって事ですね。
だったら・・
クリーニング店にウェットクリーニングをしてほしいと依頼したくないですか?
実際に依頼したところ・・
洗濯絵表示で水洗いにバツ印が付いてるからドライクリーニングの方が良いと言われたそうなんですよね。
お店の名前はここじゃ言えませんが・・
その受付の方は基本的に洗濯表示に従ってクリーニングをするって事を工場の方に言われてるのかもしれませんね。
洗濯表示で水洗い不可
(洗濯桶に×印)となっている場合、水洗いによるトラブルの可能性があると思っても不思議じゃないです。
いかなるトラブルをも避けたいため、水洗いバツでドライクリーニング指定であればそれを推奨することがありますね。
洗濯表示は、衣類の製造元が素材や構造などを考慮して定めたものであり、クリーニング店はそれに従う責任があります。
とは言え
素材の特性とか、お客様のご要望とか、お預かりの状態によっては、洗濯絵表示違反をしなければならないとか
洗濯絵表示と違う内容の方が良いと判断する事もすごく多いです。
洗濯絵表示に従った事しかやってダメなら、綺麗に出来るものも出来ないって事がおおいにあります。
もちろん、万が一、水洗いによって衣類にトラブルが発生した場合、クリーニング店は責任を問われますよ。
なので、想定可能なリスク。
あくまでのそんな風になってしまう可能性の話はしますし、なぜそれが必要かもご説明いたします。
慎重になりすぎれば危ない橋だらけになってしまい、当店の様な染み抜きを生業にしてる個人店は仕事にならないですよ。
本来であれば洗濯表示に従ったクリーニングが相応しいけど、お客様のご要望にお応えするに別の方法しかないってことがあります。
リスクの説明をするとなんだか不安を煽るような内容になってしまう事もあるんだけど、ぶっちゃけそうならならないと思ってることをしますよ。
それは経験であり、技術ですよ。
なので
クリーニング店とよく相談して納得のいくメンテナンスをしてもらってください。
ちゃんと説明してくれるお店が良いと思います。
ダウンってドライよりウェットがいいの?
とか
何でも聞いていいですよ。
ちゃんと答えますから。
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