top of page

パタゴニア ダスパーカ 経年変化7選この年代あるある クリーニングで改善する事としない事




今日のメインテーマはパーツの経験劣化です。


とは言え・・


パーツが劣化していても着用に問題なんかありません。


なので・・


気にしない


って人はそのままでいいですね。


ただ


販売時はあったものです。


オリジナルの状態がいい!


って方は是非パタゴニアさんで新品のパーツに交換してもらうと良いですね。


これよりも前の年代のダスパーカって、パーツの破損とか少ないんですよ。


ドローコードの先端も黒いゴムを結んで玉にしてるだけなので・・


そもそもパーツは付いてないんです。


だから壊れるものが付いてないんですね。


とは言え・・


裾のドローコードのストッパーとフードのウラにはストッパーとしてプラパーツが付いています。


でもこれは壊れにくいんですよ。


マイナーチェンジ後も同じものを使ってくれたらよかったのになって思いますけどね。


でも、すぐにはわからないから・・


何十年も経過した時に「こんなはずじゃなかった」って感じなんでしょうね。


今日の事例は全体が汚れています。


特に袖や襟の汚れは酷かったりします。


汚れてる事で手触りも悪化していて、温度を湿度次第ではややニオイもしています。


そして中綿がヘタってるって言うか・・あまり膨らんでいません。


この中綿は化学繊維だから、天然素材のダウンみたいなわかりやすい変化はありません。


ダウンって潰して空気を抜いたり、逆に空気を沢山含ませたりした時の差が凄いですからね。


とは言え


このダスパーカはもう少し膨らんでいてもいいなって感じました。


実際、Before&afterの画像でもロフトの差はわかりますので、是非それも意識して見て欲しいです。


シミ汚れ臭い


そして手触りと中綿のロフト


これは当店のメンテナンスで改善します。


改善しないのが経年変化です。


一つ目は袖リブのテンション。


完全に緩い訳じゃないけど、緩くなっています。


ただ袖に傷穴はないですね。


二つ目はフロントファスナーの持ち手に付いてる加飾のパーツがなくなっています。


三つ目は左右お腹のポケットと左胸のポケットのファスナーの持ち手に付いてるパーツは全部部分破損しています。


かろうじて紐がくっついている状態なので、これは事前に取り外しました。


取り外して洗う事で洗浄や乾燥時の破損は防ぐことが出来ますが、脱着事の破損のリスクはあります。


ファスナーの持ち手とループに余裕がないと取り外しは出来るけど取り付けは出来ないって事もよくあります。


今日の事例は取り外しも取り付けも出来たのですが一つは紐が片方取れました。


4つ目は裏地の左右の首元にあるドローコードの先端のパーツは左右共にありませんでした。


5つ目はフードの裏のストッパーのパーツはありませんでした。


6つ目は裾のドローコードのストッパーのパーツが片方は部分掛けしていて、片方はなくなっていました。


ただ裾にも傷穴はありませんでした。


7つ目は内タグの文字がかなり薄くなって読みにくくなっていました。


8つ目はたまたまこの服の場合、あごが当たるであろう部分の生地が脆化して生地の質感が部分的に変わってしまっていました。


これらの変化はこの年代のダスパーカにはよくある事です。


だから古着で買う場合は、あまり気にしないでもいいかもしれません。


シミや汚れやニオイなら・・


当店の様な古いダスパーカの作業実績の豊富なクリーニング店に依頼して改善しますし


傷穴やパーツの破損なんかはパタゴニアのリペアで直る事が多いです。


良い状態に戻せる服は長く着て頂けるだけでなく、古着市場でも人気ですから・・


買った値段より高く売れたなんて場合もあるでしょうね。


年代によって相場は違いますが、比較的お求めやすい価格で買えるのであればこの赤は個人的にはストライクです。

Comments


bottom of page