パタゴニアのハイテク機能素材 h2no 古着の着る前洗いと黒い油染みの染み抜きの成功事例Before&after
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん
- 2月17日
- 読了時間: 3分
「H2Noパフォーマンス・スタンダード」
豪雨や高水圧にも耐えられる防水性能。
汗などの水蒸気を外に逃がし、衣服内の蒸れを防ぐ透湿性能。
長期間の使用や繰り返しの洗濯にも耐えられる耐久性。
環境負荷の低い素材と製造工程を採用。
ラボとフィールドの両方で、長期にわたるテストプロセスを経て、製品の性能を測定し土砂降りのような厳しい条件下でも、体を確実に保護する性能があるんだと思います。
近しい着方をするであろうゴアテックス製品よりも安価なイメージですが機能面でけして劣ってるってことはないと思います。
うろ覚えなんですが・・
ゴアテックスは経年劣化しないけど、h2noは劣化するみたいな動画があったと思います。
裏地の白い部分がベタついて剥離してる事例です。
確かにあんな風になるの嫌ですね。
パタゴニアだけじゃなく、様々なアウトドアブランドでゴアテックスに似たような機能性の高い素材を独自に研究開発し製品化しています。
極限状態での使用や、特に高い耐久性を求めていないのであれば・・
ゴアテックスよりも値段も安いので魅力的ですよね。
しかし、比較的短期間で劣化が進行し着られなくなるのは嫌ですよね。
今日ご紹介のアイテムは裏地にサラサラしたニット芯が貼ってあります。
3層構造なんだと思いますが、裾のドローコードのパーツが部分欠けしてる以外は特に経年劣化を感じる部分はありませんでした。
まだまだ着る事が出来る。
そう思って中古でお求めになったんだと思います。
ただ気になるシミが何個かあって・・
それを取りたいとの事でご依頼を頂きました。
当店は成功報酬制で染み抜きをさせて頂いてるので、望ましくない変化の兆しを感じない(気付かない)場合。
シミが取れるまで手間を惜しまず妥協せず何度でも諦めずに作業を続けています。
料金は短時間で綺麗になれば安いですし、時間がかかれば高くなってしまいます。
今日の事例の様な機能素材は油の染み抜きに効果的な薬品を部分的に強く使う事で劣化してしまいます。
具体的には接着の剥離による生地浮き及び、表/裏地への接着樹脂の滲み出し、裏地のニット地の剥離を引き起こしてしまう可能性があります。
またシミの見える表はOKでも、裏から見たら色の段差が出来るかもしれないし、部分的に生地を透けてしまうかもしれません。
Beforeよりafterが悪くなってしまう事なんて・・・
私もお客様と同じで全く望んでいません。
しかしリスクの全くない優しくデリケートな染み抜きではもう気になってるシミを取る事は不可能です。
ハイリスクな作業をすれば・・
必ずシミが取れる訳でもないのですが、トライは可能です。
シミはなに「が」ついかかより
なに「に」付いたかによって凄く差があります。
シミが落ちないのであれば落ちるま染み抜きを何度も何度も根気よく繰り返すしかありません。
どんなにハードな染み抜きをしてもなんともない服であれば容易なんですが・・
弱い染み抜きですらしにくいアイテム(素材)で御座います。
とは言え作業が出来ない訳ではありません。
リスクに許諾して頂けるのであれば一生懸命染み抜きさせて頂きますし、今日の事例の様に綺麗になる可能性もあります。
確かにこの素材じゃなければ・・・
もっと楽勝でリスクも低くてもっと安く染み抜きが出来たはずですが・・
それだと、うちにご相談なかったかもしれませんもんね。
色んな動画を公開していますので、似たような事例であれば是非ご相談ください。
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