他店さんの作業内容は知る由もありませんが、クリーニングに出しても黄ばみが取れなかったって話をよく聞きます。
生産性を重視した定額制のクリーニング加工サービスは低料金なので利用してる方は多いですが、そもそも黄ばみを取るために必要な手間をかけてないと言うか・・
その料金じゃかけられないと思うのです。
生産性を重視した低価格のクリーニングサービスが悪い訳じゃないですよ。
現に多くの方が利用されています。
しかし、黄ばみを除去するには、時間と手間をかけた丁寧な作業が不可欠です。
どうしても時間とコストがかかります。
低価格のクリーニング加工サービスでは、これらの工程を省略していると考えた事はありませんか？
クリーニング店の役割とお客様のニーズが合致していればいいんです。
日常的な衣類の洗濯を安く済ませたい
でも
大切な衣類は丁寧にケアしてほしい
そして
頑固なシミや黄ばみは今のままじゃ着る事が出来ないので確実に落としてほしい
この3つが同じ作業内容で良いはずがないんです。
なので
クリーニング店は、お客様のそれぞれのニーズに合わせたサービスを提供する必要があります。
通常の作業で黄ばみが取れればラッキー
取れないならそのまま納品となります。
みたいな事は受付の際に説明してもらってないですよね。
トライしてみる
と言われれば
お願いします
ってなりますよ。
だから
しっかり染み抜きをしてくれてると思ってますよ。
プロがちゃんとやってダメだったなら仕方ないなんて思ってしまいますよ。
でも、ちゃんとやれば取れるシミが殆どです。
ちゃんとやらないから取れないんです。
ちゃんとやるには時間がかかるしね。
クリーニング店とお客様との間での認識のギャップはとても大きな問題です。
お客様は「プロにお任せすれば大丈夫」と期待しているんですよ。
実際には通常の作業しかしていない。
なので
この素材で
このシミだったら
落ちなくて当然でしょ。
なんて事があると思います。
圧倒的なコミュニケーション不足です。
大手さんは分業ですからね。
実際に染み抜きの作業を全くしていない受付担当者が適切なカウンセリングなんて出来ないんですよ。
クリーニング関連設備に関しては日々進歩しているので生産性が向上する事で低料金でのサービスを提供できる。
しかし
一般クリーニングでは除去出来ない染み抜きなんかは学ぶだけでなく、プレッシャーを感じる作業の経験を積み重ねてこそ身に付く技術です。
染み抜きって実は高度な技術です。
経験と熟練が重要であり、機械化や自動化が難しい分野なおでAIで将来なくなるなんて事はないと思います。
しかし別の要因でなくなるかもしれません。
洋服を着なくなるなんて事はないでしょうし、着ても汚れないしシミも付かない服なんてのもないだろうけど・・
全ての人が自宅もしくはコインランドリーで自分で出来るメンテナンスで改善しないなら、もう諦めるの一択で別の服を買って着る様になったらもう終わりでしょうね。
おかげさまで今のところ・・そうなっていませんし、僕が染み抜きをしてる間は大丈夫だと信じてます。
でも先の事なんか誰もわかりませんもんね。
だから、収納前は黄ばんでなかった服も黄ばんでしまうんですよね。
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