昔話
自慢話
説教
が
嫌われるおっさんの話として有名です。
僕もね、もうじきシニア割が適用されるアラカンですが・・
昔は若かったんですよ。
まぁ当たり前ですね。
僕の年代の懐メロは80年代の曲ですよ。
当時からダッフルコートってのは御座いまして・・
と言うか・・・
もっと前からあったはず。
そして今もあるから
この先もなくなることがない定番のコートだと思いますが・・
今日の事例のトグル
ダッフルコートと言えばトグルでしょ。
その素材が象牙なんですよ。
驚いた。
今スマホでGeminiにダッフルコートのトグルの素材で象牙は使われてたのはいつぐらいまで?
って聞いてみたら
主に20世紀前半頃までと考えられます。
ワシントン条約による国際的な規制が強化されたことにより、象牙製品の取引が厳しく制限されるようになったので象牙のトグルを見る事が出来て良かったです。
メンテナンスする前に水牛かと思ってカバーをしていて、あれ?もしかしたら象牙?って気付くことが出来る洗濯屋さんはかなり少なくなってると思います。
だって20世紀前半ですよ。
それって1950年までですよ。
そりゃもう高齢になっております。
高齢になれば見た目は著しく悪化します。
若いって事だけで素晴らしいって事が骨身に沁みます。
若返ることは出来ません。
若作りってのも諸刃の剣です。
じゃ常に身だしなみを整え、服は綺麗で清潔なものを着て欲しいと思っております。
身の回りのおじさんやおじいさんを想い出してみてください。
ダンディーと呼べる方何人いますか?
いつも綺麗めな格好をしてる方何人いますか?
少ないでしょ。
若い時は若さが全部カバーしてくれるんですが・・
歳と共により気を付けないと見た目はどんどん悪くなるばかりです。
今日の事例のBefore&afterはシワによる型崩れ
毛足の乱れによる風合いの悪化。
毛玉
を改善すると、こんなにも見た目が良くなるって事を見て欲しいです。
家族からはそんな古い服はもう処分したら?
なんて言われたらしいのですが、お客様はまだコートが着たいんです。
実際、十分着る事が出来るんです。
しかも
きれいに着る事が出来るんです。
ただ
そのためには適切なメンテナンスが必要です。
他店さんの作業内容は知る由もないですが・・
お預かりの状態は他店さんでメンテナンス直後です。
梱包じわがあったとしても・・
お客様が着る事が出来ないと判断したレベルの仕上がり。
しかも
毛玉取りってタグに書いてあるのに、この毛玉の量。
手間を掛ければ生産性が悪化しますが・・
手間を掛けなければよくなりませんよ。
服はシミやシワや汚れが目立っていたら、洗わないで着続けてる感があり・・
実際にはニオイなんかしなくても、ニオイがしそうな感じがするでしょ。
足元は服以上に汚れが酷く、履き古した感のあるクロックスっぽいサンダルなんかだったら・・
もう服装は全く興味なし。って思いませんか?
髪はぼさぼさで伸び放題。
不精髭だし、よく見りゃ鼻毛も出てるし・・
それに眼鏡もめちゃくちゃ汚れてるのがわかる。
それと・・
前歯が一本ない。
なんてドリフのコント?
って例えが昭和で令和の方にはピンと来ないかもしれませんね。
でも、そんな見た目ってヤバいでしょ。
嫌でしょ?
まず・・
風呂入って!
ひげ剃って!。
それから
鼻毛を切って!
爪も切って!
眼鏡も洗って!
それから服を買って!。
靴も買って!
奇を衒ったものなんかなしでいいです。
オシャレしようとしてトレンドなんか意識しなくても良いです。
色もデザインもシンプルなものでベーシックなアイテムで良いんです。
その服を着て床屋さん行って、
どうします?
と聞かれるから
清潔な感じにしてください。
ってオーダーする。
すると具体的な事を質問してくれるはず。
サイドとバックを刈り上げますか?
耳は出した方がいいですか?
前髪はあげるか下げるか分けるか?
適当に答える
つまり
お任せです。
次は歯医者です。
前歯があった方がいいでしょう。
床屋と歯医者は順番逆でも良いとして・・
そうすれば・・
もう中身同じ人間ですが、他人に与える印象は劇的Before&afterなはず。
ただ・・・
そんな極端に全部が悪いBeforeの状態の人なんてそうそういないはずですよ。
でも
全部該当してはいないけど、部分的に該当してる人はまあまま居ると思います。
僕に出来る事は
服のメンテナンスです。
僕はただ洗ってる訳ではありません。
洗いで改善しない事も沢山あります。
シワを取る
シルエットを整える
風合いをよくする
毛玉をとる
全部が洋服の印象をよくするために必要なメンテナンスです。
是非その面倒な手間仕事をプロに任せてみてください。
お気に入りの懐メロ聴きながら、昔の服を綺麗に着てお出かけしてほしいです。
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